野沢温泉は、北信州にある人気のリゾートで、外湯文化が楽しめる温泉や、脈々と伝わる豊かな文化的伝統で知られており、世界レベルのウインターリゾートは12月から5月のゴールデンウイーク最終日までの長い期間ウインタースポーツが楽しめます。
そして、グリーンシーズンに入ると、野沢温泉には数多くのマウンテンバイク愛好家が集まり必須スポットとなりつつあります。野沢温泉は、日本だけでなく世界各国からライダーを受け入れているアクティビティーも楽しめる国際的な温泉郷になっています。
ここでは、野沢温泉でのマウンテンバイクの旅を計画するために必要な情報を紹介する。
野沢温泉のマウンテンバイクコース
野沢温泉は、マウンテンバイクが盛んな地域に発展してきました。10年ほど前から、豊かな山の地形を活かしたマウンテンバイクのコースを整備。熱心な地元の人たちの努力によって、ビギナーからエキスパートまでが楽しめるライディング体験ができるようになりました。
野沢温泉のマウンテンバイクの魅力は、大自然の景色と気持ちのいい緑の香りをあじわいながらライディングできることです。コースレイアウトもコーステープを最小限に抑えており、自然の風景を体感できるような工夫をしています。
マウンテンバイク・トレイル概要

野沢温泉のマウンテンバイクコースは、誰にでも楽しめるコースです。初心者から上級者まで、様々なコースが用意されています。
トレイルはマウンテンバイク専用のツリーランやゲレンデを利用したものなどが絡み合っており豊かな地形を楽しむことができます。豊富な自然の地形に加え、遊び心のあるジャンプ台、土手、橋などレベルに合わせていくつものアイテムを楽しむことができます。
すべてのコースは、日本で最も新しいゴンドラのひとつである長坂ゴンドラでアクセスすることができます。山頂までわずか8分程度で移動することができ、体力の許す限りダウンヒルを何本も滑走することができる理想的なトレイルになっています。
ライダーは3つのグレードのトレイルから選ぶことができます。
グリーンコース(ビギナー)
初心者の方でも、周囲の素晴らしい景色を楽しみながら、快適にダウンヒル体験をすることができます。家族連れや幅広い年齢層のライダーが楽しめるコースとなっています。
適度な勾配と広々としたトレイルがミックスされたレイアウトになっており、木々の間を縫うように下ることで、野沢温泉の自然を十分に満喫できます。
エキスパートライダーも、スピードを上げて乗ることで、最高のライディングを体験することができます。
ブルートレイル(中級者向け)
グリーンコースをマスターしたら、次はブルーコースに挑戦してみましょう。
ブルーコースは、初心者にも親しみやすいコースですが、ベテランライダーにはさらなる楽しみが待っています。コースはややタイトで、遊び心のあるターンや扱いやすいジャンプ台がいくつかあります。
上級コースのレッドコースに行く前に、ライディングレベルの向上にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
レッドコース(上級者向け)
地元のローカルライダーに聞くと、レッドコースは気の弱い人には向かないと言われるでしょう。急勾配の地形、テクニカルなスイッチバック、難易度の高い障害物などが数多く用意されています。
レッドコースでは、スリルを味わえるドロップやクレージーなセクションがあります。林間やチャレンジコースでは、急勾配のバンクや大きなジャンプ台があり腕に自信があるライダーたちがそのテクニックを惜しみなく披露しています。
レッドコースは上級者向けですが、スキルアップを目指す方に最適なコースです。マウンテンバイク初心者は、レッドコースに挑戦する前にグリーンコースとブルーコースを十分にチェックしておくことをお勧めします。
野沢温泉マウンテンバイクの基本情報
野沢温泉でマウンテンバイクを楽しむために知るべき情報をまとめました。
営業時間、ゴンドラチケットの値段、レンタルなど、基本的なことを説明します。
営業日・営業時間
野沢温泉のマウンテンバイクコースは、雪解けが完了してからコースが整備されるため、7月からオープンし、10月下旬まで楽しめます。
夏から秋にかけての野沢温泉の緑豊かな景色をお楽しみください。
山頂への近道となる長坂ゴンドラは、シーズン中は9:00~16:00まで運行しています。
悪天候の場合は運行時間が変更になることもあるので、ホームページをご確認ください。
野沢温泉のゴンドラチケットの値段
野沢温泉のマウンテンバイクコースは、長坂ゴンドラの利用料金を支払えば、利用することができます。1回券、1日券、シーズン券を山麓の長坂ゴンドラ付近で購入することができます。
2022年マウンテンバイクシーズンの現在の料金は以下の通りです。
ワンタイムパス
大人 ¥2,000
子供(15歳未満) ¥1,200
デイリーパス
大人 ¥5,000
こども:¥3,000
シーズンパス
大人 ¥45,000
子供:¥27,000
登録用紙に個人情報、緊急連絡先などを記入し、その後、ライディングパスを受け取り、ハンドルバーに貼り付けてください。
ライディングが終わったら、ライディングパスはチケット売り場に返却し、野沢温泉の外湯で疲れを癒してください。
レンタル用品
レンタル用具をお持ちでない方のために、レンタル用具をご用意しています。
野沢温泉の地形を楽しむためにはダウンヒルに適したマウンテンバイクが必要です。また、ヘルメットなどプロテクターも必要です。グローブ、ゴーグル、パッドなどの装備は必須ではありませんが、ぜひ装着して安全にお楽しみください。
マウンテンバイクのレンタルショップ「Mt.Dock」では、レンタルに関するあらゆるニーズに対応しています。Mt.Dockは、チケット売り場のすぐ隣にあります。
Mt.Dockは、標準的なマウンテンバイク、フルサスペンションバイク、E-bikeなど、さまざまなレンタルオプションを提供しています。レンタル料金は、レンタルする自転車やレンタル期間によって異なります。スタンダードなマウンテンバイクは、半日で4,400円からレンラル可能です。
また、1日または半日のマウンテンバイクツアーやレッスンを予約すれば、時間を有効に使うことができます。
レンタルを利用しない場合でも、ライディングの前には必ずスタッフに声をかけてください。その土地に精通したスタッフが正しい道を教えてくれ、山での一日を最大限に楽しむことができる。
野沢温泉でのマウンテンバイクは、夏休みを満喫するのに最適です!
本格的なマウンテンバイクライダーは、難易度の高いコースに挑戦し、朝早くから日没までに山を堪能することができます。また、初級・中級コースも充実しているので、家族や友人、カップルで美しい野沢温泉の大自然を楽しめる理想的なリゾートです。
野沢温泉の宿に泊まり、外湯の温泉で癒され、ガストロノミーヴィレッジと言われる数多くの村内の飲食店で長野の郷土料理を食べて、一日の終わりを迎えましょう。

写真提供:竹内大悟